みなさん、こんにちは!コンシエルジュのめぐです。
札幌やその近郊にお引越しを検討中の皆さんに向けて、
一人暮らしでの冬の対策を徹底的に解説していきます。
札幌と近郊の冬といえば、寒さ、雪、そして高い光熱費。
特に一人暮らしだと、「どうやって効率よく暖かさをキープするか」
「雪かきはどれくらい必要なのか」など、不安に感じることも多いはず。
そして聞き慣れないかもしれませんが、冬場の水道の水抜きという
北海道ではとても大切な冬の作業も存在するんです。
この記事では、
1. 室内での寒さ対策(カーテンや敷物)
2. 室内での寒さ対策(各種暖房)
3. 都市ガス対応物件のコストメリット
4. 水道の水抜きについて
5. 屋外の雪かき対策
についてわかりやすくご紹介します!
実践的な情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
室内対策:暖かさをキープしながら快適に過ごす!
冬場の札幌で快適に暮らすには、室内環境を整えることが大切です。
ここでは、カーテンや敷物の選び方、暖房器具の種類、換気方法、
水道凍結対策などを詳しくお伝えします。
窓からの冷気や熱の流出を防ぐために、以下のポイントを意識しましょう。
カーテン選びのポイント
1. 厚手の断熱カーテンを選ぶ
窓の冷気をシャットアウトし、部屋の暖かさを保ちます。
裏地付きや起毛素材のものがおすすめです。
2.丈は床までしっかり届くものを選ぶ
窓とカーテンの隙間から冷気が入るのを防ぎます。
3.二重カーテンを活用する
レースカーテンで日中は太陽光を取り入れ、
夜は厚手のカーテンで冷気を遮断します。
おすすめ素材
素材 | 特徴 |
ポリエステル | 保温性が高く、乾きやすく手入れも簡単。 |
起毛素材 | 暖かさを保ち、見た目も冬らしく温かい。 |
遮熱素材 | 熱を逃がさず、夏場の冷房効率も上げる。 |
おすすめアイテム
・ニトリの断熱カーテン:保温力が高くコスパも抜群。
・サーモカーテン:遮熱・断熱効果があり、冷気をシャットアウト。
・二重カーテンセット:レースカーテンと厚手カーテンがセットになったもの。
効果的な使い方
日中:太陽の光を取り入れて部屋を温める。
夜間:冷気を防ぐため、厚手カーテンをしっかり閉める。
敷物(ラグ・カーペット)の選び方と活用法
床からの冷気対策には、敷物が欠かせません。
暖房効率も上がり、
足元の冷えが改善されます。
敷物選びのポイント
1.厚みのあるものを選ぶ
毛足が長いラグや、ウレタン入りのカーペットが効果的。
2.裏面に断熱加工があるものを選ぶ
裏面がアルミシートや断熱材になっていると、冷気を遮断できます。
3.ホットカーペット対応のものを選ぶ
ホットカーペットと組み合わせることで、効率的に暖かくなります。
おすすめ素材
素材 | 特徴 |
ウール | 自然素材で保温力が高い。湿度調整も優秀。 |
マイクロファイバー | 柔らかく暖かい。お手入れも簡単。 |
コルク | 断熱性が高く、見た目もナチュラル。 |
おすすめアイテム
・防寒ラグ(ニトリ):厚手で断熱効果が高い。
・シャギーラグ:毛足が長く、ふわふわで足元が暖かい。
・コルクマット:冷え防止に最適。部分敷きもOK。
効果的な使い方
リビング:シャギーラグやホットカーペットを敷く。
キッチン・ベッドサイド:コルクマットや小さめのラグで冷気をカット。
室内対策:各種暖房について
石油(灯油)ストーブ・FF式暖房
おすすめ度:★★★★★
特徴:
灯油を燃料とし、パワフルで広い部屋も素早く暖めることができます。
北海道の多くの家庭で使われています。
種類:
FF式ストーブ:排気と給気を屋外で行うため、室内の空気が汚れにくいです。
賃貸物件に元から設置されている場合が多い。
ポータブル石油ストーブ:移動ができるタイプ。ただし、換気が必要です。
光熱費:
灯油代がかかるが、電気暖房よりも燃費が良くコスパに優れます。
メリット:
暖房能力が高く、室温がすぐに上がる。
ランニングコストが比較的安い。
デメリット:
灯油の補充が必要(ポータブルの場合)。
給油時の手間や灯油保管スペースが必要。
ガスファンヒーター
おすすめ度:★★★★☆
特徴:
都市ガス(またはプロパンガス)を使った暖房器具です。
札幌市内では比較的都市ガスが普及しているため利用しやすいです。
光熱費:
ガス代がかかりますが、部屋全体を早く暖められます。
メリット:
起動が早く、すぐに部屋が暖まる。
コンパクトで場所を取らない。
デメリット:
光熱費がやや高めになることもある。
エアコン
おすすめ度:★★★☆☆
特徴:
エアコンに暖房機能がついたタイプ。
賃貸物件ではすでに設置されている場合が多いです。
光熱費:
電気代が高め。外気温が低すぎると効率が悪くなります。
メリット:
初期設置費用がかからない(賃貸物件で設置済みの場合)。
空気を汚さない。
デメリット:
寒さが厳しい-10℃以下では効率が低下し、暖まりにくい。
光熱費が高い。
補助的な暖房として使うのがおすすめです。
電気ストーブ・パネルヒーター
おすすめ度:★★☆☆☆(補助的な暖房器具)
特徴:
電気で暖めるコンパクトな暖房器具です。
光熱費:
電気代が非常に高く、メイン暖房には不向き。
メリット:
設置や移動が簡単。
足元や狭い空間をピンポイントで暖めるのに最適。
デメリット:
部屋全体を暖める力が弱い。
電気代が高くなりやすい。
床暖房
おすすめ度:★★★★☆(物件による)
特徴:
床下から部屋を暖めるシステム。
1LDKの中でも設備付き物件で利用できます。
光熱費:
比較的高いが、暖かさが持続するため効率的。
メリット:
足元から暖まるため体感温度が高く、快適。
空気が乾燥しにくい。
デメリット:
賃貸物件では設置済みのものに限られる。
暖房のおすすめ組み合わせ
1LDKの部屋全体を暖めるには、メイン暖房+補助暖房の組み合わせが最適です。
メイン暖房:
灯油ストーブ or ガスファンヒーター
効率よく部屋全体を暖める。
補助暖房:
電気ストーブやエアコン暖房
足元や寝室をピンポイントで暖める。
札幌と近郊の1LDK向け暖房のまとめ
暖房器具 | 暖房能力 | コスト | メリット | デメリット |
石油ストーブ (FF式) | ★★★★★ | ◎ | 暖房力が高い・コスパが良い | 灯油の管理が必要 |
ガスファンヒーター | ★★★★☆ | △ | 即暖性・空気が汚れない | ガス代が高くなることもある |
エアコン暖房 | ★★★☆☆ | △ | 空気が乾燥しない | 寒さが厳しいと効率低下 |
電気ストーブ・パネル | ★★☆☆☆ | ☓ | 移動が簡単・手軽 | 電気代が高い |
床暖房 | ★★★★☆ | △ | 足元から暖まる・快適 | 設置済み物件のみ |
賃貸物件の設備や光熱費を考慮し、石油ストーブやガス暖房をメインに
選ぶのが札幌では定番です。
加湿器や断熱グッズと組み合わせて、効率よく部屋を暖めましょう!
都市ガス対応物件の魅力:コストを抑える工夫
札幌で1LDK賃貸マンションの暖房費は、使用するガスの種類
(都市ガス vs プロパンガス)によって大きく異なります。
冬の暖房費を都市ガス物件でどの程度コストダウンできるのかを、
具体的に比較してみましょう。
都市ガスとプロパンガスの違い
都市ガス:
供給元が公共インフラで、単価が安い(1立方メートルあたり約160~200円)。
プロパンガス(LPガス):
自由料金で単価が高い(1立方メートルあたり約400~600円)。
1LDKの暖房費シミュレーション
札幌で1LDK(約40㎡~50㎡)の部屋を暖房する場合、
冬季は1日8~10時間暖房を使うことが一般的です。
ガス暖房器具の1カ月あたりの平均ガス使用量は以下の通りです:
都市ガス:約30~40㎥
プロパンガス:約30~40㎥
ガス料金の比較
ガス種別 | 1カ月のガス使用量 | 単価(円/㎥) | 月額費用(目安) |
都市ガス | 40㎥ | 180円 | 約 7,200円 |
プロパンガス | 40㎥ | 500円 | 約 20,000円 |
コストダウンの結果
1LDKで都市ガス物件に住むと、1カ月あたり約12,800円の暖房費が節約できます。
冬季(5カ月)のシミュレーション
都市ガス:
7,200円 × 5カ月 = 約 36,000円
プロパンガス:
20,000円 × 5カ月 = 約 100,000円
➡ 合計で約64,000円 のコストダウンが見込めます。
冬場における水抜きの重要性
札幌と近郊の冬は厳しい寒さが特徴です。
外気温が-10℃以下になることもあり、水道管が凍結しやすくなります。
水道の「水抜き」はこれを防ぐための重要な作業です。
水抜きを怠った場合のリスク
1.水道管の凍結
水道管の中に残った水が凍結し、蛇口から水が出なくなります。
凍結すると解凍に時間がかかり、生活に支障をきたします。
2.水道管の破裂
凍結した水が膨張し、水道管が破裂することがあります。
特に古い物件や断熱処理が不十分な場所では、このリスクが高まります。
3.修理費用の発生
水道管が破裂すると修理費用がかかり、数万円から場合によっては
数十万円の負担が発生することがあります。
正しい水抜きの方法
水道管の凍結を防ぐために、水抜き作業を正しく行うことが重要です。
以下は一般的な水抜きの手順です。
<手順>
1.水道の元栓を閉める
元栓(止水栓)はキッチン下や洗面台下にあることが多いです。
回して完全に閉じます。
2.蛇口をすべて開ける
家中の蛇口(キッチン、洗面所、浴室など)を全開にして、
残った水をすべて排出します。
3.トイレの水を流す
トイレのタンク内の水も凍結する恐れがあるため、
レバーを回して水を流し切ります。
4.水抜きレバーを操作(物件による)
一部の物件には水抜き専用のレバーやボタンがあります。
これを使って、配管内の水を排出します。
5.蛇口を閉じる
水が完全に抜けたら、蛇口を閉めます。
間違えて水道管を破裂させる状況
以下の状況では水道管が破裂しやすくなります。
1.水抜きを忘れる
特に長時間不在や夜間に水抜きをしないと、配管内の水が凍り、膨張します。
2.水抜きが不十分
蛇口を閉めたままにする、水抜きレバーの操作を忘れるなどが原因で、
配管に水が残る場合があります。
3.室温が低いまま放置
暖房をつけずに出かけたり、換気をしすぎて部屋全体の温度が下がると、
室内の水道管でも凍結する可能性があります。
水道管が破裂してしまった場合の対処法
1.水道の元栓を閉める
水が流れ続けると被害が拡大するため、すぐに元栓を閉めます。
2.破裂箇所の確認
破裂箇所を確認しますが、自分で無理に直そうとしないようにしましょう。
3.管理会社または修理業者へ連絡
賃貸物件の場合は、管理会社や大家に連絡して修理を依頼します。
一戸建ての場合は、水道修理業者に直接依頼します。
4.保険の確認
火災保険や家財保険に「水道管凍結・破裂」の補償が含まれているか確認します。
水道管を破裂させてしまった場合の修理費用について
水道管の破裂は、その規模や修理の複雑さによって費用が大きく異なります。
以下は、ケースごとの修理費用の目安です。
1.軽度の凍結解消
状況:水道管が凍結し、水が出なくなった場合。
破裂はしていないが、専門業者による解凍が必要。
費用目安:5,000円~15,000円
内容:凍結部分の解凍作業(ドライヤーや温水を使う)
凍結箇所の確認。
2.小規模な破裂(1箇所のみ)
状況:一部の水道管が破裂し、漏水が発生。
費用目安:20,000円~50,000円
内容:破裂箇所の特定、部分的な水道管交換および漏水修理。
工期:半日程度。
3.大規模な破裂(複数箇所)
状況:凍結により複数の水道管が破裂。
主に古い建物やメンテナンス不足の場合に起こりやすい。
費用目安:50,000円~100,000円以上
内容:複数箇所の水道管交換や大掛かりな工事。
床や壁の一部を取り外して修理する場合も含む。
工期:1日~数日。
4.配管全体の交換
状況:建物の老朽化により、水道管全体の交換が必要。
費用目安:100,000円以上
内容:建物の配管全体を新しいものに交換。
工期:数日~1週間。
賃貸物件の場合、修理費用は誰が負担するのか?
賃貸物件で水道管が破裂した場合、修理費用の負担者は状況によって異なります。
以下は一般的なケースです。状況によって負担者や割合が変わる事がありますので
その旨ご了承ください。
1.入居者負担になる場合
原因が入居者の過失の場合は、修理費用は入居者が負担します。
例:水抜きを怠った、水道管の管理を適切に行わなかった。
費用:全額自己負担(上記の費用目安を参考に)。
2.大家・管理会社負担になる場合
建物や設備の老朽化が原因で水道管が破裂した場合は、
大家または管理会社が費用を負担します。
例:配管が古すぎて凍結しやすい、水道管の断熱処理が不十分。
費用:入居者には請求されません。
3.負担割合が分かれる場合
双方に責任があるケースでは、負担割合が話し合いで決まることもあります。
例:物件が老朽化しているが、入居者も水抜きを怠った場合。
水道管破裂に備える保険について
1.火災保険の水漏れ補償
賃貸契約時に加入する火災保険には、水漏れ補償が含まれることが多いです。
対象:自分の部屋の修理費用、下階の部屋への被害(賠償責任)。
注意:凍結や過失による破裂は対象外の場合もあるので、契約内容を確認してください。
2.特約保険(水道管凍結補償)
一部の保険会社では、水道管の凍結や破裂に特化した特約を提供しています。
補償内容:凍結解消費用、水道管の修理費用。
保険料:月々500円~1,000円程度。
3.借家人賠償責任保険
他人の所有物(賃貸物件)に損害を与えた場合の賠償責任をカバーします。
対象:水漏れが原因で建物に被害を与えた場合。
間違えて水道管を破裂させた場合の対策
1.すぐに元栓を閉める
水道の元栓を閉めて漏水を止めます。
元栓の場所はキッチンや洗面所の下にある場合が多いです。
2.管理会社または大家に連絡
賃貸物件では、まず管理会社または大家に連絡し、状況を説明します。
3.修理業者を手配
管理会社の指示で修理業者が手配されることが一般的です。
自分で業者を手配する場合は、費用負担を確認しておきましょう。
4.保険会社に連絡
加入している保険の窓口に連絡し、補償の範囲を確認します。
5.費用の話し合い
過失がどちらにあるかで、費用負担を管理会社と話し合います。
屋外対策:雪かきの頻度と必要な道具
札幌の冬は雪との戦い。
賃貸マンションでも、物件によっては雪かきが必要な場合があります。
雪かきが必要な状況
1.小規模マンションやアパート
管理会社が雪かきをしてくれない物件では、自分で行う必要があります。
2.駐車場付き物件
自分の車の駐車スペースや車の周りの除雪が必要です。
3.玄関前や通路
ドアが雪で塞がれる場合や、住人同士で通路を確保する必要がある場合も。
雪かきの頻度と作業内容
札幌と近郊では雪が毎日のように降ることもあります。
よって、雪かきが毎日必要となるケースも出てきます。
作業の頻度
大雪の翌朝:ほぼ確実に必要。
軽い雪:目安として10cm以上積もったら除雪が必要。
作業内容
1.玄関や通路の雪を取り除く
ドアが開くように雪を掻き分ける。
2.駐車場の雪かき
車の出入りができるよう、スペースを確保。
3.屋根の落雪対策
雪が屋根から落ちて玄関前に溜まる場合は除去。
雪かきに必要な道具
道具名 | 用途 |
スコップ | 固まった雪や氷を削る。 |
ママさんダンプ | 大量の雪を一気に運ぶ。 |
スノーダンプ | 雪を押して移動させるのに便利。 |
滑り止め用の砂 | 雪や氷が凍結した場所に撒く。 |
ロードヒーティング付き物件について
雪かきが楽になるという点で、ロードヒーティング付き駐車場を
売りにしている物件も最近は見られます。
車の周囲の雪が溶けるので、雪かきが楽になるという点では
良い設備です。
ただし、ロードヒーティング付き駐車場がある物件については、
エリアの除雪状況を事前に確認することをオススメします。
除雪の頻度が少ないエリアだと、車の周辺だけ雪が溶けてしまい、
ロードヒーティング外のエリアとで段差が出来やすくなります。
このため、いざ車を出そうとしても段差のために車が出せない
といった事態が発生しやすくなります。
これは、ロードヒーティングが無い普通の駐車場では発生しない状況です。
ロードヒーティング付き駐車場の物件を検討する場合は、
実際に冬場に現場を確認するか、エリアの除雪状況を
事前にしっかりと確認することをオススメします。